投資信託は、国内で販売されているものだけも6000以上あります。
その中から、自分の条件に合った銘柄を見つけることは困難です。
「リスクをとってでも、積極的にリターンが欲しい」「リスクは減らして極力損することなく、預金より少しでも良い利回りを得たい」など、投資信託に求める生活を人それぞれです。
購入目的を達成するためには、自分の条件に合った投資信託を見つける必要があります。
今回は、販売されている投資信託の種類とその特性をご紹介し、皆さんの投資信託選びの参考にしていただければと思います。
記事の最後には、私がおススメする投資信託をご紹介します!
投資信託のタイプ
投資信託のタイプは、以下の3つのポイントから分類することができます。
1.何に投資しているか?
2.どこの国に投資しているか?
3.どのように投資しているか?
それでは、この3つのポイントから投資信託の種類を紹介していきたいと思います。
1.何に投資しているか?
一つ目のポイントは、「何に投資しているか?」です。
投資信託は、投資している資産によって、
①債券型、②株式型、③REIT(リート)型、④コモディティ型に大きく分類されます。
この他にも、債券、株式、REITに満遍なく投資しているバランス型もあります。
①債券型
国が発行する「国債」、企業が発行する「社債」など債券に投資して運用するものをいいます。
債券型は、値動きが小さいのが特徴です。堅実な運用を求める人向けといえます。
②株式型
各国の証券取引所に上場されている株式に投資して運用するものをいいます。
株式型は、債券型より値動きが大きいため、ハイリスク・ハイリターンのものが多めです。
株価が上がれば大きな収益を得られますが、株価が下がれば損をすることもあります。
リスクをとってでも積極的にお金を増やしていきたい方に向いています。
③REIT(リート)型
REIT(リート)型は、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益をもとに投資者へ配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれています。
④コモディティ(商品)型
コモディティとは、プラチナ、金、銀、銅、パラジウムなどの貴金属や原油、小麦、天然ガスなどを意味し、コモディティ取引とは、これらを取引することをいいます。
貴金属や原油、農作物などを組み入れて運用しているコモディティ(商品)型は、株式と同様、市場の動向しだいで値動きが大きくなることがあります。
コモディティは2つのカテゴリーに分けることができます。
ひとつは、金属やエネルギー資源であり、これらはハードコモディティと呼ばれています。
もうひとつは農作物、家畜といったソフトコモディティと呼ばれています。
2.どこに投資しているか?
二つ目のポイントは、「どこに投資しているか?」です。
投資信託は、国内だけではなく、海外(先進国・新興国)の資産にも投資しています。
債券、株式、REITのいずれも、国内より海外に投資しているものの方が、為替の値動きが影響することもあり、値動きが大きくなる傾向があるため、ハイリスクのハイリターンであるといえます。
また海外でも、潜在的な経済成長力を秘めている新興国の方が、先進国と比べて値動きが大きいです。
こうしたことから、値動きの激しさやハイリスク・ハイリターンの度合いで言えば、
海外(新興国)>海外(先進国)>国内の順となります。
3.どのように運用しているか?
三つ目のポイントは、「どのように運用しているか?」です。
投資信託は、運用方法の違いから、「インデックス型」と「アクティブ型」の2種類に分けられます。
インデックス型
日本では日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)、アメリカではダウ平均やS&P500といった指数(インデックス)と連動して値動きするように運用するものです。
指数に連動するため値動きが分かりやすく、信託報酬などの運用コストが安いという特徴があります。
アクティブ型
指数を上回る運用成績を目指して運用するものをいいます。
有望な資産・銘柄をファンドマネジャーが選び、ファンドに組み入れたものから出来上がっています。
運用が成功するかどうかは、ファンドマネジャーの目利きや腕にかかっています。
アクティブ型はインデックス型より信託報酬などの運用コストが高めであり、ハイリスク・ハイリターンの商品であるといえます。
オススメの投資信託のタイプ!選び方をご紹介!
これだけ多くの投資する対象があることから、どの投資信託を買えばいいのか分からないという方がいらっしゃるかと思います。
そんな方にオススメなのが、インデックス型の米国株式や先進国株式、全世界株式といった商品です。
長期的に見てリターンを得られる確率が高く、なんといっても手数料が最安水準です!
選定する基準は、購入手数料が無料であり、信託報酬がとにかく安いものを選ぶようにしましょう!
リスクをとってでも、積極的にリターンが欲しいのであれば、「株式型・海外(新興国)・アクティブ型」の投資信託ということになりますが、あまりオススメしません。
手数料が高く、運用で得られたリターンよりも年間でかかる手数料の方が高い商品があるからです。
オススメな投資信託について詳しくは、以下の記事でご紹介しています。是非ご覧ください。