今回は、投資をこれからしよう!、投資をしようか迷っている…など投資に少なからず興味をお持ちの方に向けた記事を書いていこうと思います。
投資を始めようとしている方が投資を始めるとき、考えることの一つとして、「何に投資するか」があることでしょう。
投資先の選択は、一番最初にぶつかる壁かもしれません。
しかし、悩む必要はありません。
自分の目的と希望にあった、初心者向けの投資方法や商品をかんたんに選ぶ方法とそのコツについてご紹介します。
また、投資にかかる手数料についても合わせてご紹介し、皆さんの疑問を解決していきたいと思います。
- 投資初心者におすすめの投資先
- 株式投資と投資信託の比較
- 元手はどのくらい必要?
- 株式投資の手数料
- 投資信託の手数料
- 株式の投資資金はいくら必要?
- 投資信託の投資資金はいくら必要?
- 初心者のおすすめ投資先は?
投資初心者におすすめの投資先
投資初心者の投資先として、まずば「株式投資」もしくは「投資信託」をおすすめします!
他にもFXや不動産投資など投資先はたくさんありますが、株式投資や投資信託の方が複雑でなく、取っ掛かりやすさがあります。
証券会社で口座を開設するだけで投資を行うことができ、手軽に資産運用することができるという点で、「株式投資」と「投資信託」をおすすめします。
特に投資信託なら、100円から始めることができます。
株式投資と投資信託の比較
株式投資と投資信託のそれぞれの特徴について解説します。
「株式投資」は、株式市場に上場している企業の中から自分が今後伸びそうな企業を選び、その企業の株式に投資するものです。
「投資信託」は、商品の中から自分で選び、ファンドマネージャーという投資の専門家にお金を預け運用を任せます。
株式投資と投資信託の特徴を分かりやすくまとめたのが、次の表です。
株式投資が向いている人
自分で銘柄を分析し、投資先を決めたい方や、大きな利益を狙いたい方は、株式投資が向いています。
株式を選定するのには時間がかかりますし、銘柄分析をするための勉強をしなければなりません。
株式投資は、ある程度時間に余裕がある方が向いていると言えます。
ただし、株式投資の利点は、1週間でも株価が大きく上昇する可能性があることです。
さらに、企業によっては株主優待制度で割引券やギフト券、商品がもらえたり、配当金が年に1、2回もらえる可能性があります。
投資信託が向いている人
自分で投資先を決めるのはハードルが高い、投資先を選定したり、分析する時間がないという方は投資信託が向いています。
現に、投資未経験者の多くは、初めての投資先に投資信託を選択しています。
投資信託は、ファンドマネージャーという投資のプロが顧客のお金を預かって代わりに運用してくれるため、投資信託を買えばあとはほったらかしで大丈夫です。
気付いたら利益が出ています。
自分でトレードするのは不安だという方は、投資のプロに任せておく、投資信託をおすすします。
投資初心者の方には、個人的に投資信託をおすすめします。
元手はどのくらい必要?
株式投資と投資信託は、それぞれに投資最低額が決まってるため、ある程度の資金は用意しておく必要があります。
一般的に投資信託の方が株式投資よりも少額から始められます。
投資信託の場合、証券会社によっては、最低100円から注文することができます。
株式投資は、最低でも数千円の元手が必要です。
株式投資は、100株単位の取引になるため、基本的には最低100株から取引することになります。
1株の株価100円の銘柄の場合、100円×100株=10,000円の資金が必要です。※
※SBI証券は、最低1株から取引することができます。
少額から始められる点も投資信託をおすすめする理由の一つです。
株式投資の手数料
株式投資は、投資の売買額によって手数料が増えていく方式が多いです。
株を買ったときと売ったときそれぞれに手数料がかかります。
手数料が安いネット証券なら、売買額が1回10万円以内であれば、無料または消費税込みです。
ネット証券でなくとも、10万円以内であれば100円前後という手数料が一般的です。
売買額が1回100万円でも、手数料は消費税込みで500円程度と売買額の0.5%程度が一般的です。
イメージとしては、買ったときに500円、売ったときに500円でトータル1000円程度取られるような感じです。
数万円単位の少額の投資であれば、手数料は取られませんが、数十万円単位になってくると手数料が多少かかります。
投資信託の手数料
投資信託の手数料がは、主に3つあります。
①購入手数料
②信託報酬
③信託財産留保額
上記3つです。ただし、すべての投資信託にこの3つがかかるわけではありません。
投資信託は、約6,000本ありますが、その20%程度にあたる1,300本ほどは、購入手数料がかかりません。
ただし、購入手数料以外にもすべての投資信託の銘柄にかかる手数料があります。
それは、信託報酬です。
信託報酬はすべての投資信託にかかります。
信託報酬は、安いものは投資信託保有額の年0.1%前後です。
例えば、10万円分の投資信託を購入し保有していたとすれば、年間で100円かかります。
株式投資と同じく、決して高額な手数料ではありません。
また、信託財産留保額という手数料がかかる投資信託も存在します。
信託財産留保額とは、投資信託を売った時に売却高から0~3.5%引かれる手数料です。
信託財産留保額は、購入手数料同様、かからない投資信託もあるため、そのような銘柄を選びましょう。
株式投資でも投資信託でも、手数料という観点ではどちらも大きな差はありません。
ところが投資信託には、手数料が全くかからない裏技が存在します。
楽天証券で口座開設し、楽天カード払いで投資信託を買うのです。すると、楽天ポイントが入ってくるため、実質手数料分がただになります。
詳しくは以下の記事をご覧下さい。↓
株式の投資資金はいくら必要?
株価は〇〇円と表現されていますが、これは1株の値段です。
例えば、2020年2月3日現在のトヨタ自動車の株価は、7,600円程度となっています。
先ほどもご紹介しましたが、株式投資の購入単位は100株以上が基本です。
そのため、株価に100を掛けて投資する最低限必要な金額を算出することになります。
2020年2月3日現在のトヨタ自動車の株価は、7,600円程度となっていることから、
今トヨタの株を買おうとすると最低でも7,600円×100株=760,000円の資金が必要になります。
なかなか手が出ませんね。
ただし株価が安い銘柄も存在します。
現在、みずほ銀行の株価は、165円くらいです。
つまり、165円×100株=16,500円あれば、みずほ銀行の株を買うことができます。
ちなみに2020年2月3日現在、投資額1万円以内で投資できる日本企業は、50社程度あります。
ただし、買える企業と投資したい企業かは別です。
「1万円以内と安いから」「買えるから」だけで企業を選んでは危険です。
なぜ株価が安いのかを考える必要があります。
安い株式は人気がないわけですから、安いなりの理由があるはずです。
上昇が期待されるような人気銘柄は、高い傾向になります。
とはいうものの全ての安い銘柄がいけないわけではありません。
数万円で買える株でも十分買うに値するものは、たくさんあります。
株価が安いのは、みんなが気づいていないだけで今後めちゃくちゃ伸びる企業は、多数存在します。こういった株は成長株と呼びます。
投資に使える金額が多ければ多いほど、投資できる企業の選択肢も増えます。10万円以内であれば、1,500社の中から選ぶことが可能になります。
投資信託の投資資金はいくら必要?
投資信託は100円から購入可能です。
株式投資比べたらかなり敷居が低いですね。
投資初心者に投資信託をおすすめする理由の一つが始めやすさです。
投資信託は、毎月一定額を毎月同じ日に購入という積立設定をすることができるため、最初に積立設定したら、勝手に毎月注文をしてくれます。
全世界の株に投資をしている投資信託を買えば、100円で全世界の株に投資をすることも可能です。
株式投資で全世界の株に投資しようと思ったら、億単位の資金が必要です。
少額で色んな銘柄に投資するようなリスク分散ができる投資信託は、最強です。
初心者のおすすめ投資先は?
上記でご紹介してきました通り、初心者の方には、どちらかと言えば投資信託をおすすめします。
ところが、大きなリターンが欲しいといった方は、株式投資の方が向いているかもしれません。
株式投資の人気投資先ランキング
保有残高が高い日本株ランキング(2月7日時点)
出所) 楽天証券 | ネット証券(株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA)
日本株はもちろん、米国の株式でも聞いたことのある会社が多いと思います。日本株を見ると、誰もが知っている大企業が上位にあります。
みずほ銀行や三菱UFJといった銀行は、株価が安い傾向にあるため、元手が少なくて済むことから、投資しやすいのかもしれません。
また、銀行株は、配当金もたくさんもらえます。
日本たばこ産業(JT)は、配当や株主優待でも人気です。
JTの優待は、どうせタバコでしょ、タバコ吸わないし…という方がいらっしゃるかもしれません。安心してください。
JTの株主優待はご飯やカップ麺の詰め合わせをくれます。
もしかしたら、配当金や株主優待で投資先を決めている人が多いのかもしれません。
保有残高が高い米国株ランキング(2月7日時点)
出所)楽天証券 | ネット証券(株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA)
1位は、言わずと知れた米国屈指の大企業、アマゾンです。
上場以来ずっと上場を続けています。
その次にアップルが続いています。
米国株では上位5銘柄のうち2銘柄はETF(上場投資信託)が入っています。
米国株投資をする人の多くが、ETFを買って米国株だけでなく世界中の株式に分散投資をしていることがわかりますね。
投資で大切なことは、資産を一極集中しないことです。
投資信託の人気投資先ランキング
楽天証券における積立設定金額ランキング(2月7日時点)
購入手数料がかからないものが人気のようですし、私も購入手数料がかからない銘柄をおすすめします。5つとも購入手数料がかからない投資信託となっています。
投資信託の投資先は、米国または先進国の株式に人気が集まっています。
これらの投資信託は、米国株や先進国株と書いているため、少数の銘柄に集中的に投資しているものだと思う方がいらかもしれません。
株式には投資していますが、少数の銘柄に集中的に投資するわけではなく、各国のインデックス(日経平均株価やダウ平均、S&P500などの株価指数)に連動するように運用しています。
つまり、その国の大多数の株を買って運用しているのです。
そのため、投資先は幅広く分散されています。
手軽に安く多くの株式に分散投資をするため、投資信託が人気なのです。
私もインデックスに連動する投資信託をおすすめします。
特にアメリカのS&P500に連動する投資信託がおすすめです!
その理由については、以下の記事に記載していますので、併せてご覧ください。