企業研究

   

【逆指値】損切り・利益確定で運用成績を大幅アップ!

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投資初心者の方の中には、売買注文をどのように入れるべきが分からない、損切り設定をするにはどのようにしたら良いのか分からない方がいらっしゃるかと思います。

今回は、売買注文をする上でとても重要になってくる損切り設定についてご紹介していきます。

損切り設定で用いる注文方法は、「逆指値(ぎゃくさしね)売り注文」と呼ばれるものです。

 

成行と指値、逆指値の関係

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株式を売買するときの注文の出し方で、まず覚えるべきは「指値(さしね)注文」、次は「成行(なりゆき)注文」です。

この2つだけでも使いこなせていれば基本的に問題ありません。

私自身も株やFXにおいて売買注文をする際、99%が指値注文か成行注文です。

「指値」と「成行」注文についてよく分からないという方は以下の記事をご覧ください。指値や成行はもちろん、それ以外の注文方法も解説しています。

toshilife.hatenablog.jp

指値注文と成行注文を使いこなせるようになってきたら、次に使えるようになると良い注文方法があります。

それが今回ご紹介する「逆指値(ぎゃぬさしね)」注文です。

この逆指値注文を使うことで、損切り設定をすることができ、資産管理を行なっていく上で非常に重要な役割を果たすことになります。

特にトレードの期間が短いデイトレードなどを行う方は重要になってきます。

 

逆指値注文とは?

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逆指値注文には、売り注文も、買い注文もあります。

逆指値注文の売りと買いの意味を一言でいうと以下のようになります。

売り注文と買い注文、指値注文と混同しやすいので、注意が必要です。

 

「逆指値売り注文」:指定した価格まで、株価が下がった時、出される売り注文

「逆指値買い注文」:指定した価格まで、株価が上がった時、出される買い注文

 

逆指値とは、通常の指値注文とは逆で、指定した価格より為替レートが高くなったら「買い」、安くなったら「売り」の注文が自動的に発注される注文方法です。

指値とは異なり、レートが意図しない方向へ進んでしまった際に自動で指定のレートで決済を行うときの用語が「逆指値」です。

 

 A社株 株価1,000円を例に解説します。

まずは買う場合です。

現在A社の株価が1,000円だとします。

買いの指値注文は、指定した価格より、価格が安くなったら約定です。

「950円になったときに買う」と設定しておくことを「指値注文」と呼ぶわけです。

一方、逆指値注文の買いは、指定した価格より、価格が高くなったら約定です。

このとき「1,050円になったときに買う」と設定しておくことを「逆指値注文」といいます。

レートが上昇トレンドに乗った場合に買おうとする場合に使用しますが、買いの逆指値注文はあまり使いません。

どちらかというと、「売りの逆指値注文」を使用することになりますので、次に解説する「売りの逆指値注文」を覚えておくようにしましょう。

 

それでは売る場合を例に解説します。

現在、A社の株を1株1,000円で買っていたとします。

売りの指値注文は、指定した価格より、価格が高くなったら約定です。

「1,050円になったときに買う」と設定しておくことを「指値注文」と呼ぶわけです。

なので、逆に「950円になったときに売る」と設定しておくことを「逆指値注文」といいます。

 

逆指値注文で重要なのは売るとき!

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売りの逆指値注文は、設定したレートより下がったら損切りや利食いをしようという場合に使うことができます。

この価格まで下がってしまったら一旦利食いをしよう、この価格になったら損切りをしようというような場合に使われるのです。

うまく使えばリスクを最小限に抑えたり、一定の条件で利益を確保することができます。


このように逆指値の売り注文だけ覚えて使えるようになれば十分でしょう。

逆指値買い注文は、信用取引で信用売りしたときなどに使いますが、現場取引で使うことは滅多にありません。

逆指値の売り注文をしておけば、きっちり損切りできます。

株価が大暴落した時にパニックになって売り注文を入れることができなかった、下落の初期段階で売り逃げできなかったといったような事態を避けることができます。

迷わず機械的に損切りできるのがメリットです。

特に急上昇して含み益がたくさんある銘柄に対して、短期勝負で投資する場合には、この逆指値の売り注文を入れておくことをおすすめします。 

誰しも短期的に急騰して好材料が出尽くしたような銘柄は、あまり手を出したくありません。

ただし、更なる上昇を狙ってエントリーをしたいという方もいらっしゃるかと思います。

そこで、もし短期勝負で買うならば、失敗して下がったら早めに損切りをする必要があります。

自分の読みとは逆の方向に相場が向かってしまい、含み損が出てしまったようなときに、損切りする水準を決めておいて、そこに逆指値の売り注文を入れておきましょう。

急上昇した株は、そのまま上がり続ける可能性もありますが、ピークアウトして下げ始めると、急落することが往々にしてあります。

そのため、反発の売り戻しが入る前にしっかりと利益を獲得するためにも、早めに損切りすることが必要です。

そこで役に立つのが逆指値注文です。

 

運用成績を向上させるには損切りすること!

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資産運用で勝ち続けるために重要なことは資金管理です。

資金管理をしっかり行うことができれば、市場の変化に対してポジションを増減させることにより、運用成績を向上させることができます。

つまり、効率的に資金を運用することができるわけです。

ポジションの増減を誤って行なってしまうと、利益を得やすい時に少ししか利益を得られなかったり、損失をできるだけ抑えなければならないときに損失が膨らんでしまい資金を大量に失ってしまうことになります。

 

資金管理を上手くするためには、損切りの達人になる必要があります。

長期的に勝ち続けるためには、大きく上がる銘柄を見つけることも大切ですが、それ以上に、暴落する銘柄をつかまないことが大切です。

投資をしていれば誰しも暴落する銘柄を買ってしまうことはよくある話です。

そんなとき、すばやく損切りして傷口を深めないことが、運用成績を向上させる秘訣です。