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S&P500が最高値を更新!ぐんぐん上昇している理由とは?

現在、S&P 500は複数の要因が重なって上昇基調を維持しています。

10月に入ってからは「連続月間上昇」「過去最高値更新」などが見られ、相場参加者のムードが改善してきています。

10月、S&P 500は6カ月連続でプラスとなり、今年36回目の過去最高値を更新しました。

www.nikkei.com

これを受けて、「なぜ今、上がっているのか」を4つのキー要因に整理します。

主な上昇要因

1. テクノロジー・AI関連銘柄の牽引

米国市場において、いわゆる巨大テック株(いわゆる “Magnificent 7” 等)が株価を伸ばすとともに、AI(人工知能)関連の期待が強まり、株価の上昇要因となっています。

例えば、10月のニュースでは、「AI関連の投資ブームがS&P 500の上昇を支えている」と報じられています。

また、個別企業としては、Amazon.com, Inc.(Amazon)が好決算あるいは好ガイダンスを発表し、相場をけん引しました。

NYダウ反発40ドル高、アマゾン10%高 7年9カ月ぶり6カ月続伸 - 日本経済新聞

このように、収益期待の上振れや成長銘柄(特にAI/クラウド関連)が市場を引っ張っているという構図です。

AI関連銘柄の一部にも買いが波及しました。

10月31日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比40ドル高の4万7562ドルで取引を終え、データ分析サービスを手がける米パランティア・テクノロジーズが3%高、米ソフトウエア大手オラクルが2%高となりました。

私が保有しているパランティア・テクノロジーズのカバードコールETFである「PLTY」も好調であり、値上がりしています。

余談ですが、このPLTY、配当利回り80%以上を誇り、超高配当銘柄として知られています。

カバードコール戦略により、こうした高配当が実現できます。

PLTYのETF分析: 配当、リターン AMEX:PLTY — TradingView

その他、米ネット証券ロビンフッド・マーケッツが6%高、暗号資産(仮想通貨)交換所大手コインベース・グローバルが5%高となりました。

2. 金利・金融政策の期待緩み

市場では、金融政策、特にFederal Reserve(FRB)の金利の動きに対する期待が大きな材料です。

人工知能(AI)期待や10月後半に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測を追い風に、ダウ平均は月間で6カ月連続で上昇。

2018年1月以来の連騰記録となりました。

金利が「すぐに上がる」と思われていた局面から、「金利がピークアウト、あるいは引き下げが視野に入る」というムードに変化しつつあります。

たとえば、「インフレデータが予想ほど強くなく、利下げ期待が高まった」という報道があります。

加えて、機関投資家やヘッジファンドの一部が株式への買い戻しを強めており、資金流入という観点でも後押しが出ています。

このように、金利や金融政策への期待の緩みが、株式(特に成長株)を押し上げる環境を作っています。

3. 資金流入・投資マネーの傾き

株式市場へ資金が向かっているというデータも示されています。

直近の記事では「小口投資家を含めて、過去数週間にわたり米国株を買い越している」という指摘があります。
また、「S&P 500の構成銘柄のうち、マグニフィセント・セブンなどの存在感が高まっており、その勢いが指数を押し上げている」という分析も。

つまり、ファンダメンタルズだけでなく、資金動向や「買われる」ムードそのものが上昇要因になっているわけです。

4. 収益改善・業績底打ち期待

企業の収益改善や業績の回復期待も背景にあります。

S&P 500の構成企業では、第3四半期あたりで「前年比で利益・売上ともに改善傾向」という報告が出ています。

加えて、「業績が上振れ予想になること=リスクが軽減される」という市場のムード転換も見て取れます。

たとえば、Amazonが好ガイダンスを出したという前述の例がまさにそれです。

リスク・留意点

ただし、上昇基調が続く中でも以下のような注意すべき点があります。

  • バリュエーションの問題:株価の上昇ペースが早く、割高感を指摘する声もあります。
  • 金利先行きの不透明性:金利引き下げが確定したわけではなく、FRBの姿勢が引き締め寄りになれば逆風になり得ます。
  • 成長株集中リスク:巨大テック・グロース株の影響力が強く、これらが調整を受けると指数全体が影響を受けやすいという指摘もあります。
  • 景気・マクロの不透明性:労働市場、インフレ、地政学的リスクなどマクロ側の伏兵もあり、業績改善期待が裏切られた場合の反動リスクがあります。

投資視点からの整理

  • 中長期目線では、現在の環境(低金利期待+成長株+資金流入)はポジティブですが、上記のリスクを踏まえて「割高になっていないか」「分散は効いているか」を意識するべきです。
  • 短期目線では、買いの流れが継続しているものの、調整イベントが来ると反動も大きくなり得るため、ポジションの取り方・ロスカット戦略を明確にしておいたほうが安心です。
  • 戦略としては、指数そのものを追うのか、テック・成長株を中心に攻めるのか、ディフェンシブ銘柄を混ぜてリスク管理をするのかを、良く考える必要があります。今の上昇トレンドに乗るのも一つですが、「調整からの反発」「次の流れ」に備える姿勢も重要です。

結びに

S&P 500が上昇している主な理由として、「AI・テック株の牽引」「金利/金融政策への期待緩み」「資金流入」「企業業績改善期待」の4つが挙げられます。

とはいえ、上昇トレンドだけを無警戒に追うのではなく、リスクや割高性、マクロ環境の変化にも敏感であるべきでしょう。