
株やFXでは基本的に為替を見ながら売り買いをするだけなのですが、「売り」や「買い」の注文をする方法にも複数あり、そのための用語がいくつか出てきます。
その注文方法の用語をここで説明していきます。
今回ご紹介する注文方法は、成行注文、指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFO注文です。
それでは一つずつ見ていきましょう!
約定とは?

「約定(やくじょう)」という用語は、株やFXにおいて売買が成立したことを表す用語です。
株式や投資信託においても売買が成立した場合、約定といいます。
顧客が株やFXで取引を行おうとするときに「買い」や「売り」の注文を出すと証券会社が仲介して金融機関と取引を行うことができます。
その後、取引が成立した場合に「約定した」と証券会社が通知するのです。
約定というワードから約定価格、約定日、約定代金といったワードも派生して存在します。
約定が決定した価格を「約定価格(約定値段)」、約定された日を「約定日」、約定された総額を「約定代金」といいます。
成行注文
「成行(なりゆき)」という用語は、FXに限らず、株式や投資信託などで最もメジャーな注文方法を表す用語です。
取引価格を指定せずに現在表示されている価格で買い注文や売り注文をする行為を指します。
FXにおいては、「1lot買う」など買いや売りなどをする際に値段を指定せずに取引する通貨の額だけを指定して注文します。
投資を始めたてという方は、慣れるまではとりあえず成行で注文すれば良いでしょう。
指値と逆指値
指値と逆指値を簡単に説明しますと、以下のとおりとなっています。
指値(さしね)
【買い】指定した価格より、価格が安くなったら約定
【売り】指定した価格より、価格が高くなったら約定
逆指値(ぎゃくさしね)
【買い】指定した価格より、価格が高くなったら約定
【売り】指定した価格より、価格が低くなったら約定
指値注文
指値(さしね)から解説します。
「指値(さしね)」という用語についてですが、先ほど説明した成行とは異なり、予め取引をしたいレートを設定して注文する方法です。
設定したレートにならなければ約定しません。
買い注文をする場合、指定した価格より、レートが安くなったら約定します。
売り注文をする場合、指定した価格より、レートが高くなったら約定します。
米ドル円を買う場合を例に解説します。
指値注文は、買い注文をする場合、指定した価格より、レートが安くなったら約定します。
現在1ドル=100円だとします。
このとき「1ドル=95円になったときに買う」
と設定しておくことを「指値注文」といいます。
次に売る場合を例に解説します。
現在、米ドル円を1ドル=100円で買っていたとします。
売りの指値注文は、指定した価格より、価格が高くなったら約定です。
なので、「1ドル=105円になったときに売る」と設定しておくことを「指値注文」といいます。
逆指値注文
次に逆指値について解説していきます。
逆指値とは、通常の指値注文とは逆で、指定した価格より為替レートが高くなったら「買い」、安くなったら「売り」の注文が自動的に発注される注文方法です。
指値とは異なり、レートが意図しない方向へ進んでしまった際に自動で指定のレートで決済を行うときの用語が「逆指値」です。
先ほどと同様、米ドル円を例に解説します。
まずは買う場合です。
現在1ドル=100円だとします。
逆指値注文の買いは、指定した価格より、価格が高くなったら約定です。
このとき「1ドル=105円になったときに買う」と設定しておくことを「逆指値注文」といいます。
レートが上昇トレンドに乗った場合に買おうとする場合に使用しますが、買いの逆指値注文はあまり使いません。
どちらかというと、売りの逆指値注文を使用することになります。
次に売る場合を例に解説します。
現在、米ドル円を1ドル=100円で買っていたとします。
売りの指値注文は、指定した価格より、価格が高くなったら約定です。
なので、「1ドル=85円になったときに売る」と設定しておくことを「逆指値注文」といいます。
売りの逆指値注文は、設定したレートより下がったら損切りや利食いをしようという場合に使うことができます。
この価格まで下がってしまったら一旦利食いをしよう、この価格になったら損切りをしようというような場合に使われるのです。
うまく使えばリスクを最小限に抑えたり、一定の条件で利益を確保することができます。
OCO注文
「OCO注文」という用語は、指値注文と逆指値注文を同時に行うことを指します。
そのため、OCO注文をする際には二つの値段を設定する必要があります。
現在、1ドル=100円の買いポジションを1lot持っていたとします。
この時、1ドル=101円と利益が出た段階で決済する。逆に、1ドル=99円となったらあきらめて決済する。
などのようにいくらからいくらの範囲で取引を行うということをOCO注文では指定することができます。
OCO注文は、損益の範囲をあらかじめ決めることができずっとチャートを見ていられないときや予測が難しい時に便利な手法です。
IFD注文
「IFD注文」という用語は、ポジションを持っていない状態でレートがいくらになったら買い(売り)、さらにその後いくらになったら決済するかを決めておく注文方法を指します。
つまり、買い注文と売り注文を一度にまとめて行うと注文なのです。
具体例を挙げると、現在、1ドル=100円であったとします。
1ドル=105円になったら買い1ドル=110円になったら決済すると設定するというのがIFD注文です。
IFD注文は、取引開始前の段階から利益確定、損切りのどちらかを決められるというのがメリットになります。
IFO(IFDOCO)注文
これまで説明したOCO注文とIFD注文を組み合わせた注文方法が「IFO注文」です。
先ほど同様、現在1ドル=100円で1ドル=105円になったら買い注文をし、1ドル=110円になったら決済を行いたいという場合(ここまではIFD注文)、それに加えて1ドル=95円になったらあきらめて決済をすると逆指値を設定するというのをIFO注文といいます。
IFO注文は、取引前から利益も損益どちらも決めることになります。
一度設定してしまえば、その後は放っておいても自動ですべて取引を済ましてくれます!
そのため、サラリーマンや専業主婦の方など忙しくて値動きを見ていられないという方にはオススメの注文方法です!