セミリタイアを目指す投資ブログ

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米国株も良いが、長い目で見れば日本株も捨てたものではない!?

直近の市場を見ていると、米国株に比べ日本株のパフォーマンスが落ちている印象ですが、日本人にとっては、今後長い目で見た場合、米国株よりも日本株が優位となる可能性があります。

このため、私は日本株は一定程度保有しておくことも悪くないのではないかと思うのです。その理由について、今回はご紹介していきます。

なお、以前の記事でも日本株について触れた記事がありますのでぜひ合わせてご覧ください。

【高配当日本株式の投資信託3選】直近半年ではeMAXISSlim米国株式(S&P500)を上回る! - セミリタイアを目指す投資ブログ

トヨタ自動車は純利益を2.6兆円に下方修正

トランプ米政権による追加関税政策の衝撃が幅広い産業に広がっています。

前回は、日本への相互関税15%追加の件を投稿したところです。

toshilife.hatenablog.jp

追加関税の影響で、日本を代表する企業トヨタ自動車は、純利益を2.6兆円に下方修正しており、米関税の影響を1.4兆円としています。トヨタは、8月7日、2026年3月期の連結純利益見通し(国際会計基準)が前期比44%減の2兆6600億円になりそうだと発表しています。

従来予想である35%減の3兆1000億円からさらに下方修正した形です。

米国の関税影響は自動車に加え部品会社のコスト負担も織り込み、通期で1兆4000億円と見込んでいます。また、為替の円高も利益を押し下げています。

トランプ関税で動く企業 トヨタ純利益2.6兆円に下方修正 26年3月期、米関税の影響1.4兆円 - 日本経済新聞

トランプ関税が世界各国に波及する中、米国企業と比較した日本企業の全世界的な影響力がさらに弱まっている印象です。

逆に、米国株は、好調な業績に加え、トランプ米政権の規制緩和などを追い風に設備投資も旺盛で、アメリカにマネーが集まっています。

全世界株指数の構成銘柄のうち日本企業の組み直しが!

注目すべき数値の一つに「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」があります。

こちらは、投資信託で根強い人気を誇る「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)愛称:オルカン」の指標とも関連がある指標です。

8月7日、株価指数算出大手の米MSCIは、代表的な全世界株指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」の組み入れ銘柄を見直し、日本株を3銘柄減らすと発表しました。

米国株などと比べて株価の伸びが鈍かったことがその理由です。

市場では、米ハイテク株の存在感がかつてなく高まっています。

ACWIは、先進国や新興国ごとのスタンダード指数(大型、中型株が対象)で構成する指数で、世界株の時価総額の85%をカバーしています。

MSCIは、ドルベースの時価総額順や株式の流動性なども踏まえ、四半期ごとに定期的に見直しています。

今回の銘柄入れ替えは7月26日の取引終了時点で反映されます。

新たに採用されたのは、川崎重工と良品計画の2銘柄。

除外されたのは電通グループ、ホシザキ、オムロン、小野薬品工業、リコーの5社。

差し引きで日本株の組み入れ数は3減り、全体で180となりました。

MSCIが算出する株式指数は、世界の機関投資家にとって標準的な運用指標です。

このため、銘柄の採否は個別株の需給に大きな影響を与えます。

減少に転じたのは2四半期ぶり。

1年前と比べると18社(9%)少なくなっています。

要因について、SMBC日興証券の吉田隼人シニアクオンツアナリストは「円安・ドル高の進行でドルベースの時価総額が目減りしたことにくわえ、ハイテクを中心とした米国の大型株に偏重が進み、日本株がはじき出された」と指摘しています。

米株高で、欧州や中国なども組み入れ銘柄数が減少し、世界全体では14減りました。

 

構成銘柄の比重はエヌビディア1社で全日本株を上回る

市場では米ハイテク株の比重が増しています。

ACWIの時価総額構成比をみると、エヌビディア1社で5.1%(7月31日時点)と、日本株(4.7%)を上回っています。

また米ハイテク株7社の「マグニフィセント7(M7)」全体では米国を除く日本、英国、中国など比率上位8カ国と同等です。

好調な業績に加え、トランプ米政権の規制緩和などを追い風に設備投資も旺盛。

S&P500に占めるIT(情報技術セクター)の時価総額は3割を超え、2000年のITバブル時の水準に迫っています。

 

米国株は、株価の上昇に業績がついてきており、米ハイテク株の偏重はこれからも続くでしょう。

直近の雇用統計などで米経済への先行き不安もくすぶるなか、中長期的な成長期待があるハイテク株は相対的に資金が入りやすい環境です。

ベンチマークにM7が与える影響が大きく、M7さえ持っておけば、わざわざアクティブファンドを買わなくても良い状況が生まれてきています。

日本で公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)もアクティブ運用における収益獲得で苦戦しています。

近年、委託する複数の運用会社のポジション(持ち高)が一部の大型銘柄に集中しやすく、逆風が吹く環境で採用ファンドが軒並み指数を下回ることが相次いでいます。

足元でアクティブファンド数を増やして分散効果を高めたり、GPIFの資産全体でポジションの偏りが生じないよう工夫したりするが、24年度の収益率は運用の基本としているMSCI社の指数を下回りました。

それでも私が日本株を買う理由!

米国株に比べ日本株のパフォーマンスが落ちている印象ですが、日本人にとっては、今後長い目で見ると米国株よりも日本株が優位となる可能性があります。

それはアメリカと日本の金融政策から見て取れます。

アメリカは今後利下げ傾向である一方、日本は日銀が利上げ傾向としていることから、円高ドル安となっていくことが予想されます。

米国株を保有している場合、円高ドル安になればなるほど、資産が少なくなっていきます。一方、日本株を保有している場合は、円高ドル安になったとしても資産が減ることはありません。

こうしたことから、今後、円高ドル安となる未来が予想されている現状においては、日本株にも投資することが良いのではないかと考えています。

直近のパフォーマンスを見てみても、日本株はS&P500に引けを取らないパフォーマンスを示しています。

以下の5つの投資信託を比較しました。

日経平均高配当利回り株ファンド | 投資信託 | 楽天証券

Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型) | 投資信託 | 楽天証券

楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型) | 投資信託 | 楽天証券

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 投資信託 | 楽天証券

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 投資信託 | 楽天証券

直近6ヶ月でパフォーマンスを比較してみました。

最も高いパフォーマンスを示しているのが、楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)です。

その次に、eMAXISSlim国内株式が続き、Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)となっています。

こうしたことから、実際、直近半年はeMAXISSlim米国株式(S&P500)よりも楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)を始めとする高配当日本株が高パフォーマンスとなっているのです。

今後も円高ドル安の傾向は続くため、eMAXISSlim米国株式(S&P500)といった米国株のパフォーマンスはなかなか上がっていかなことが想定されます。

このため、為替の影響を受けず、着実に配当を出してくれる高配当日本株は魅力的です。

分散投資という観点からも楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)のような高配当日本株をポートフォリオに組み込んでみるのもありかもしれません。

実際、私も楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)を積立保有しています。

今後の日本株の逆転劇に期待です。