【アサヒGHD】業績好調の割安高配当銘柄!買収が吉と出るか凶と出るか!

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ビール類国内シェア首位の総合酒類・飲料メーカーである、アサヒグループHD。

2012年にカルピスを買収しました。

海外への進出を積極的に行っており、ビールの本場、欧州に進出し業績を伸ばしています。

昨年には、豪ビール大手を買収しています。

アサヒグループHDの魅力は、配当利回りは約3%であり、業績も好調です。

株価もコロナショックで割安水準に推移しており注目したい銘柄の一つです。

そんな割安かつ高配当銘柄であるアサヒグループHDについてご紹介します。

 

アサヒグループHDの株価状況

株価(2020/6/28 15:00)
3,829円

年初来高値

5,200.0(2020/2/12)

年初来安値

3,006.0(2020/3/19)

最高値(過去10年)

6,076.0(2018/1/9)/strong>

最安値(過去10年)

1,298.0(2011/3/15)

 

PER:11.15倍

PBR:1.32倍

配当金(会社予想):106円

配当利回り:2.78%

配当性向(会社予想):34%

配当権利確定日:3月末、9月末

自己資本比率:39.7%

ROE:11.9%

ROA:4.5%

EPS:310.4円

 

アサヒグループHDの財務状況

自己資本比率:39.7%

自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値です。

自己資本とは、株主からの出資金と事業活動から得た利益の蓄積を表しています。

 自己資本比率は、自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)で算出します。

自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、倒産するリスクが高まります。

一方で自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。

自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよいのです。

では自己資本比率がどのくらいなら倒産しない会社といえるでしょうか。

一般に自己資本比率が70%以上なら理想企業ならまずつぶれません。

40%以上なら倒産しにくい企業といえます。

アサヒグループHDの自己資本比率は、39.7%であり、約40%であることから倒産しにくい企業だといえます。

 

ROE:11.9%

ROEは、10~20%程度であれば優良企業であると判断されます。

自己資本利益率(ROE:Return on Equity)とは、自己資本(純資産)に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す、財務分析の指標です。

自己資本とは、株主からの出資金と事業活動から得た利益の蓄積を表しています。

 ROE(自己資本利益率)は、企業が自己資本をいかに効率的に運用して利益を生み出したかを表す指標です。

株主の立場から見ると、自己資本利益率が高い会社は「自分が投資したお金を使って効率よく稼いでいる会社」であると見ることができます。

アサヒグループHDは、株主から集めたお金と事業活動から得たお金をどれだけ有効活用しているか示すROEが11.9%となっています。

収益率が高い企業だといえます。

 

ROA:4.5%

ROAが5%が超えていると優良企業であると判断されます。

ROA(総資産利益率:Return On Assets)とは、総資産に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す、財務分析の収益性の指標です。

純資産(自己資本)、負債(他人資本)を含めた、すべての資本をいかに効率的に運用できているかを表す情報とも言えます。

一般的に、ROAが5%が超えていると優良企業であると判断されます。

ただし、業種によって基準が変わってくるため、ROAを分析する際は同業種の水準と比較することが大切です。

アサヒグループHDのROAが4.5%です。

 

EPS:310.4円

EPS:Earnings Per Share(1株当たり利益)とは、財務分析で企業の成長性を分析するの指標の一つであり、1株に対して当期純利益がいくらあるのかを表す指標です。

「1株利益」「1株あたり当期純利益」と呼ばれることもあります。

EPSとは、成長性を見る指標です。EPSの推移を見るようにしましょう。

順調にEPSが増えていれば、成長性のある企業であると言えます。

EPSは、会社の規模にかかわらず1株あたりの当期利益の大きさを表しているため、値が大きいほど良いとされます。

順調にEPSが増えている企業は、安定的に収益をあげ、しかも成長中の企業なので、投資先として検討しましょう。

以下はアサヒグループHDのEPSの推移を表したグラフです。

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2015年:166.3円

2016年:194.8円

2017年:262.2円

2018年:329.0円

2019年:310.4円

2020年(予):410.4円

EPSは、これまで順調に上昇を続けています。

業績が好調の優良銘柄だと言えます。

2020年の予想はコロナウィルスの影響を織り込んでいない数字であるため、減少が見込まれます。

 

PER:11.15倍

株価収益率(PER:Price Earnings Ratio)とは、財務分析で企業の成長性を分析するときに利用する指標の一つであり、株価が1株ごとの当期純利益の何倍まで買われているかを表すものです。

 

PER(倍) = 株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)

 

PERが低いほど会社の利益に対して株価が割安であり、高いほど株価は割高だと判断できます。

PERは会社の利益を基準に判断し、PBRは会社の資産を基準に判断されます。

PERは15倍以下の場合に割安銘柄だと判断されます。

現在のアサヒグループHDのPERは、11.15倍であることから割安水準です。

 

PBR:1.32倍

PBR:Price Book-Value Ratio(株価純資産倍率)とは、財務分析で企業の成長性を分析するの指標の一つであり、会社の純資産に対して株価が適当な水準であるのかを表す指標です。

 

PBR(株価純資産倍率)は、1株あたりの純資産に対して、何倍の株価で株が買われているかを表しています。PBRを見れば、会社の資産に対して株価が高いか安いかを判断できます。

 

PBRの目安は1倍以下です。

一般的な目安として、PBR(株価純資産倍率)が1倍以上なら割高で、1倍を割るようであれば割安であると考えられています。

PBRが1倍ということは、株価とBPS(1株あたり純資産)が等しいということであり、その投資段階で会社が解散した場合、株主には投資額がそのまま戻ってくるということを表しています。

アサヒグループHDのPBRは、1.32倍です。

 株価指標の読み方については、以下の記事で解説していますので、是非ご覧ください。

toshilife.hatenablog.jp

 

アサヒグループHDの株価推移

10年チャート

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出所)アサヒグループホールディングス(株)【2502】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス

 

1年チャート

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出所)アサヒグループホールディングス(株)【2502】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス

新型コロナウィルスの影響で株価は、一時2,000円近く下げました。

その後は、若干の反発をしましたが、低調に推移しており、現在は3,800円台となっています。

 

アサヒグループHDの事業内容

競争のグローバル化など経営環境が大きな変革期にある中、アサヒグループは各事業部門の権限と責任の明確化や専門性の追求による事業基盤の強化を図るとともに、国内外の成長領域へより大胆な資源配分を可能とする体制に移行して、飛躍的な成長を目指します。

国内酒類事業では、お客様からの信頼や親近感の醸成によるブランド価値の向上、新しい発見や喜びを提供する新価値提案による総需要の拡大を図ります。

国内飲料事業では、基幹ブランドのさらなる強化と次につながるブランドの育成に取組みます。

食品事業では、グループの食品事業としての全てのバリューチェーンにおいてシナジーを追及し、国内食品事業全体の収益性向上を図ります。

国際事業では、新規の事業投資や提携も視野に入れながら、事業基盤の強化と収益性向上の取り組みを推進します。

 

酒類事業f:id:kimamaniseikatunikki:20200504161235p:plainアサヒグループの中核事業です。

酒類事業ではビール類をはじめ総合酒類事業を展開し、お客様からの信頼や親近感の醸成によるブランド価値の向上や、新しい発見や喜びを提供する新価値提案による総需要の拡大を図ります。

 

飲料事業

f:id:kimamaniseikatunikki:20200504161252p:plain三ツ矢サイダー、カルピス、ワンダ、十六茶、等の商品をはじめとした飲料事業を担う「アサヒ飲料」があります。

 

食品事業

f:id:kimamaniseikatunikki:20200504161306p:plain食品事業は、「アサヒグループ食品」を中心に、菓子、健康食品、サプリメント、酵母エキス、和光堂の育児用品、アマノフーズのフリーズドライ商品等の製造・販売を行っております。

 

国際事業

f:id:kimamaniseikatunikki:20200504161320p:plain「強み」を活かしたネットワークの強化によりグローバルな成長基盤を拡大していきます。

国際事業につきましては、各地域の事業における成長基盤の強化とオセアニアにおける統合シナジーの創出などにより、事業全体の売上の拡大と収益性の向上に取り組んでいます。

ヨーロッパ事業については、伝統のあるイタリアの「Peroni」、オランダの「Grolsch」と、英国のクラフトビール「Meantime」、及び英国における酒類販売会社を2016年10月に買収し、加えてグローバルブランドとして確立しているチェコの「Pilsner Urquell」をはじめとした中東欧5ヶ国(チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、ルーマニア)のビール事業会社を2017年3月に買収しました。

これらの事業の将来に渡る成長と、アサヒブランドとのシナジー創出を目指します。

オセアニア事業については、「Schweppes」など主力の炭酸飲料カテゴリーで販売強化に取り組むとともに、ミネラルウォーターやスポーツ飲料など多様な商品ラインナップを活用し、積極的な販売促進活動を行いました。

また、酒類においては、「アサヒスーパードライ」のテレビCM展開などにより「アサヒブランド」の認知向上を図りました。

東南アジア事業については、マレーシアにおける「ワンダ」をはじめとする自社ブランド商品の積極的な販売促進活動を展開することで、市場における存在感の向上に努めています。

中国事業においては、中華料理店や韓国料理店などにおける「アサヒスーパードライ」の販売数量が引き続き好調であり、現地の量販店における新規取扱いの開始など、「アサヒ」ブランドの確立を目指しています。

 

その他事業(機能性食品・飼料)

健康・機能性食品や、飼料用生菌剤などの製造・販売を行っています。

 

各事業の売上における構成比ですが、酒類事業が最も占める割合が大きく、42.5%を占めています。次点で国際事業の33.5%となっています。

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酒類事業はやや売上を落としてきていますが、飲料、食品、国際、その他においては売上を伸ばしてきています。

出所)事業案内 | 企業情報 | アサヒグループホールディングス

 

www.youtube.com

 

アサヒグループHDの当期利益の推移

2018年に最高益である、当期純利益1,510億円を突破しました。

2015年:764億円

2016年:892億円

2017年:1,410億円

2018年:1,510億円

2019年:1,422億円

2020年(予想):1,880億円 

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当期純利益は、順調に上昇を続けています。

業績好調の優良銘柄と言えます。

2020年は最高益である1,880億円を見込んでいますが、2020年の予想はコロナウィルスの影響を織り込んでいない数字であるため、減少が見込まれます。

 

アサヒグループHDの配当金の推移

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2015年:50円

2016年:54円

2017年:75円

2018年:99円

2019年:100円

2020年(予想):106円

アサヒグループHDの配当金は、減配することなく毎年のように増配を続けてきました。

2020年も増配の予定です。

アサヒグループHDの配当権利確定日ですが、中間配当金は9月30日、期末配当金は3月31日です。

中間配当金は12月上旬、期末配当金は6月上旬に支払予定となっています

 

アサヒグループHDの配当性向の推移

配当性向は、1株当たりの利益のうちどれだけの割合を配当金に当てたかを示す指標です。

配当性向は、以下の数式で求められます。

当期純利益÷配当金総額

EPS(1株当たり純利益)÷1株当たり配当金

アサヒグループHDは、当期純利益の34%を配当金として株主に分配する予定ということです。

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2015年:30.1%

2016年:27.7%

2017年:28.6%

2018年:30.1%

2019年:32.2%

2020年(予想):34%

配当性向は30%前後で推移してきました。

近年は、やや上昇傾向にあり、2020年は34%の予想となっています。

配当性向は30%程度であるため、一般的な数値と言えます。

まだ配当の余裕はありそうです。

 

アサヒグループHDの株主優待

アサヒグループHDの株主優待は、当社の商品の詰め合わせや基金への参加、寄付など5つの選択肢から選ぶことができます。

アサヒグループHDの株主優待を受け取るには、以下の申込リンクで株主優待の申込が必要です。

 

申し込みリンク:株主優待制度について|株主のみなさまへ|株主・投資家のみなさまへ|アサヒグループホールディングス

 

【対象となる株主】

毎年12月31日現在、当社株主名簿にお名前が記録されている100株以上保有の株主

保有株式数 株主優待の内容
100株以上500株未満 1,000円相当のグループ商品詰め合わせ等
500株以上1,000株未満

2,000円相当のグループ商品詰め合わせ等

1,000株以上 3,000円相当のグループ商品詰め合わせ等

 

以下の(1)~(5)の選択肢の中から、ひとつ選択いただけます。
※以下、2019年12月期の株主優待のご紹介です。

 

(1)株主様限定プレミアムビール

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本年の株主様限定プレミアムビールは、麦本来の濃醇な味わいが特長です。アサヒビールの最新醸造技術“旨み残し発酵”により、麦芽由来の濃醇な旨みを最大限に引き出すことに成功しました。素材本来の奥深い味わいをじっくり楽しむことのできるプレミアムビールを、株主の皆様だけにお届けします。【非売品】

 

(2)酒類商品詰め合わせ

 

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主力ブランドである「アサヒスーパードライ」をはじめ、新ジャンル「クリアアサヒ」、新ジャンルの新商品「アサヒ ザ・リッチ」、低アルコール飲料「贅沢搾り」や新商品「樽ハイ倶楽部レモンサワー」など、アサヒビールの酒類を中心とした商品を詰め合わせました。

 

(3)清涼飲料水・食品詰め合わせ

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アサヒグループの清涼飲料水・食品を詰め合わせました。多彩なラインアップをお楽しみください。

 

(4)アサヒグループ環境基金「水の惑星」へのご参加

100株以上500株未満の株主様 …… 優待品に代えて1,000円を寄附
500株以上1,000株未満の株主様 …… 優待品に代えて2,000円を寄附
1,000株以上の株主様 …… 優待品に代えて3,000円を寄附

私たちは水や穀物などの自然の恵みを活かした事業を展開しており、環境保全活動のひとつとして、この「水」そのもの、また水を生み出す「森」を守る活動を支援していくことを目的に“アサヒグループ環境基金「水の惑星」”を運営し、公益社団法人国土緑化推進機構の「緑の募金」※への寄附を行っています。ご希望される株主様は、優待品に代えてその相当金額を寄附していただくことができます。

 

(5)東日本大震災復興支援活動への寄附

100株以上500株未満の株主様 …… 優待品に代えて1,000円を寄附
500株以上1,000株未満の株主様 …… 優待品に代えて2,000円を寄附
1,000株以上の株主様 …… 優待品に代えて3,000円を寄附

株主の皆様から東日本大震災の復興支援活動に対する温かいお声を多数賜ったため、2012年より特定非営利活動法人日本NPOセンターの「東日本大震災現地NPO応援基金」※への寄附を株主優待の選択肢に追加しております。ご希望される株主様は、優待品に代えてその相当金額を寄附していただくことができます。

 出所)株主優待制度について|株主のみなさまへ|株主・投資家のみなさまへ|アサヒグループホールディングス

 

アサヒグループHDの今後の見通し

 

アサヒグループHDは近年、海外での売上が好調です。

欧州を中心に海外のビール事業が伸び、増収となっています。

高価格帯ビールの比率を引き上げ製品構成を改善したことが功を奏しています。

国内も利益重視の経営にシフトしています。欧州でのブランド育成費用がかさんでいますが、増益確保しています。

2020年2月13日発表した2019年12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期に比べて6%減の1422億円でした。

主力ブランド「スーパードライ」が固定ファンの高齢化などで振るわず、海外事業は対ユーロの円高が響いた形です。

20年12月期の純利益予想は1%増の1430億円としたが、買収手続きが完了していないオーストラリアのビール大手の影響は織り込んでいません。

アサヒグループHDは2019年に豪ビール大手を買収を合意しました。

縮小する国内市場で競合からの猛追を受けるアサヒグループHDは、大胆な資金投下で海外に活路を求めました。

買収額は同社として過去最大規模です。

現在の会社予想には反映しておらず買収完了後は押し上げ要因といえます。

アサヒグループHDが豪州で十分な収益を上げられなければ、重い負債を抱え続けることになります。

巨額買収が果たして吉と出るか、凶と出るか今後の動向に注視する必要があります。

 

 

まとめ

アサヒグループHDの魅力は、配当利回りが高く、業績好調な優良銘柄であるという点です。

ROEも10%を超え高収益企業です。

アサヒグループHDは、豪ビール大手の買収を進めています。

巨額買収が果たして吉と出るか、凶と出るか今後の動向に注視する必要があります。

コロナショックで株価が下落しており、割安水準であることから、上昇し始めた頃が買い時かもしれません。

www.asahigroup-holdings.com