企業研究

   

【フューチャー】隠れ超優良銘柄!機関投資家も注目!?高収益で財務を健全!

 

 

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システムのコンサルや開発、メディア、ECへの開発等を行なっている注目すべき超優良銘柄、フューチャー。

フューチャーは、AIを駆使したシステム開発やコンサルティングを行っており今後の成長が期待できる個人的に注目している銘柄です。

フューチャーの魅力は、高い収益力と財務安定性を兼ねた成長銘柄である点です。

フューチャーは、東証と京大が開発した新指数に組み入れられる可能性もあることから、機関投資家からの買いも入り株価が急騰する可能性があります。

今回は、私が注目している優良銘柄、フューチャーについてご紹介していきます。

 

フューチャーの株価状況

株価(5/8 15:00)
1,627

年初来高値

2,092.0(2020/1/22)

年初来安値

1,090.0(2020/3/18)

最高値(過去10年)

2,174.0(2019/7/8)

最安値(過去10年)

241.6(2011/3/15)

 

PER:14.01倍

PBR:2.40倍

配当金(会社予想):40円

配当利回り:2.40%

配当性向(会社予想):36.7%

配当権利付き最終日:2020年6月26日、2020年12月28日

自己資本比率:77.6%

利益剰余金:232億円

ROE:16.1%

ROA:12.5%

EPS:109.1円

 

フューチャーの財務状況

自己資本比率:77.6%

自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値です。

自己資本とは、株主からの出資金と事業活動から得た利益の蓄積を表しています。

 自己資本比率は、自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)で算出します。

自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、倒産するリスクが高まります。

一方で自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。

自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよいのです。

では自己資本比率がどのくらいなら倒産しない会社といえるでしょうか。

一般に自己資本比率が70%以上ならまずつぶれません。

40%以上なら倒産しにくい企業といえます。

フューチャーの自己資本比率は、77.6%でまずつぶれない理想的な企業だといえます。

 

ROE:16.1%

ROEは、10~20%程度であれば優良企業であると判断されます。

自己資本利益率(ROE:Return on Equity)とは、自己資本(純資産)に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す、財務分析の指標です。

自己資本とは、株主からの出資金と事業活動から得た利益の蓄積を表しています。

 ROE(自己資本利益率)は、企業が自己資本をいかに効率的に運用して利益を生み出したかを表す指標です。

株主の立場から見ると、自己資本利益率が高い会社は「自分が投資したお金を使って効率よく稼いでいる会社」であると見ることができます。

フューチャーは、株主から集めたお金と事業活動から得たお金をどれだけ有効活用しているか示すROEが16.1%となっています。

フューチャーはかなりの高収益率を誇っています。

 

ROA:12.5%

ROAが5%が超えていると優良企業であると判断されます。

ROA(総資産利益率:Return On Assets)とは、総資産に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す、財務分析の収益性の指標です。

純資産(自己資本)、負債(他人資本)を含めた、すべての資本をいかに効率的に運用できているかを表す情報とも言えます。

一般的に、ROAが5%が超えていると優良企業であると判断されます。

ただし、業種によって基準が変わってくるため、ROAを分析する際は同業種の水準と比較することが大切です。

フューチャーのROAが12.5%であり、総資産利益率もかなりの高水準です。

 

EPS:265.8円

EPS:Earnings Per Share(1株当たり利益)とは、財務分析で企業の成長性を分析するの指標の一つであり、1株に対して当期純利益がいくらあるのかを表す指標です。

「1株利益」「1株あたり当期純利益」と呼ばれることもあります。

EPSとは、成長性を見る指標です。EPSの推移を見るようにしましょう。

順調にEPSが増えていれば、成長性のある企業であると言えます。

EPSは、会社の規模にかかわらず1株あたりの当期利益の大きさを表しているため、値が大きいほど良いとされます。

順調にEPSが増えている企業は、安定的に収益をあげ、しかも成長中の企業なので、投資先として検討しましょう。

以下はフューチャーのEPSの推移を表したグラフです。

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2014年:46.6円

2015年:59.5円

2016年:49.4円

2017年:83.7円

2018年:91.6円

2019年:101.9円

2020年(予想):109.1円

EPSは、長年の間、増加を続けており上昇傾向にあります。

業績が良く、成長性のある優良企業だといえます。

 

PER:14.01倍

株価収益率(PER:Price Earnings Ratio)とは、財務分析で企業の成長性を分析するときに利用する指標の一つであり、株価が1株ごとの当期純利益の何倍まで買われているかを表すものです。

 

PER(倍) = 株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)

 

PERが低いほど会社の利益に対して株価が割安であり、高いほど株価は割高だと判断できます。

PERは会社の利益を基準に判断し、PBRは会社の資産を基準に判断されます。

PER15倍以下なら割安と言われています。

現在のフューチャーのPERは14.01倍で割安圏です。

成長性していて将来の期待値も高いにもかかわらず、PERは割安水準であることから、今が買いかも知れません。

 

PBR:2.40倍
PBR:Price Book-Value Ratio(株価純資産倍率)とは、財務分析で企業の成長性を分析するの指標の一つであり、会社の純資産に対して株価が適当な水準であるのかを表す指標です。

 

PBR(株価純資産倍率)は、1株あたりの純資産に対して、何倍の株価で株が買われているかを表しています。PBRを見れば、会社の資産に対して株価が高いか安いかを判断できます。

 

PBRの目安は1倍以下です。

一般的な目安として、PBR(株価純資産倍率)が1倍以上なら割高で、1倍を割るようであれば割安であると考えられています。

PBRが1倍ということは、株価とBPS(1株あたり純資産)が等しいということであり、その投資段階で会社が解散した場合、株主には投資額がそのまま戻ってくるということを表しています。

PBRは、2.4倍となっており割安圏までもう少しです。

 株価指標の読み方については、以下の記事で解説していますので、是非ご覧ください。

toshilife.hatenablog.jp

 

フューチャーの株価推移

10年チャート

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出所)フューチャー(株)【4722】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス

 

1年チャート

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出所フューチャー(株)【4722】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス

新型コロナウィルスの影響により株価は、800円以上下落しました。

ところが、その後は反発し株価は回復を続けいます。

現在は1,600円台まで戻り、コロナショック前の水準に戻りつつあります。

 

フューチャーの事業内容

ITコンサルティング&サービズ事業

 

AI活用コンサルティングサービス「Future AI」

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「Future AI」は、フューチャーの様々な実績を重ねる過程で培われた知見とノウハウをベースとして、戦略やイマジネーションをAI活用により具現化するための構想段階のデザイン、仕組みづくり、効果創出までトータルでサポートしています。
フューチャーは、業種業態を問わず様々なお客様に「Future AI」を提供し、業務効率や品質向上、新たなサービスや事業の創出に貢献していきます。 

 

IoT活用コンサルティングサービス「Future IoT」

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「Future IoT」は、現実の社会に存在するあらゆる情報や、プロフェッショナル人材の経験やノウハウを要素分解してデータ化し、業種業態の枠を越えたデータ連携をトータルにデザインすることで、新たな付加価値を創造します。
戦略を具現化するための仕組みを数多くデザインし実装してきた実績があるフューチャーの知見とノウハウを強みに、お客様のビジネスを次のステージへ導きます。

 

セキュリティ・コンサルティング

 

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フューチャーは、高い付加価値を提供できる高度な技術案件やアセスメント、計画から運用まで一気通貫でサービスを提供します。

 

戦略コンサルティング

 

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様々な分野の先端人材がつながり、企業や社会の変革・成長を最後までお客様とともに達成し、未来の価値を創造します。

 

ビジネスイノベーション事業

 

ビジネス × IT フルスタック人材育成サービス

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AI・IoTを活用した新たな価値創造に取り組む人材を育成する“アウトプット型”ワークショップを行います。

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 ITコンサルティング&サービス事業が売上高、営業利益ともに大部分を占めいています。

出所)フューチャー株式会社

 

 

フューチャーの当期利益の推移

当期純利益は、上昇傾向にあり、2019年に最高益である、45.5億円を突破しました。

2020年は、48.8億円を予想しておりさらに最高益を更新する予想です。

2012年:11.6億円

2013年:20.2億円

2014年:22.2億円

2015年:26.5億円

2016年:22.0億円

2017年:37.3億円

2018年:40.9億円

2019年:45.5億円

2020年(予想):48.8億円 

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フューチャーの当期純利益は、年々増加傾向にあり、順調に業績を伸ばしています。

まさに理想的な成長企業だと言えます。

コロナウィルスの影響も比較的軽微であることから今後も業績好調が予想されます。

 

フューチャーの配当金の推移

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フューチャーの配当金は、増配傾向にあります。ここ5年以上増配を続けきました。

2014年:19円

2015年:23円

2016年:25円

2017年:26円

2018年:32円

2019年:39円

2020年:40円(予想)

今年の配当金は、昨年から1円増し、一株あたり40円の予想しています。

業績も好調であることから、減配の可能性は低いでしょう。

フューチャーの配当権利付き最終日は「2020年6月26日、2020年12月28日」です。

 

フューチャーの配当性向は36.7%

配当性向は、1株当たりの利益のうちどれだけの割合を配当金に当てたかを示す指標です。

配当性向は、以下の数式で求められます。

当期純利益÷配当金総額

EPS(1株当たり純利益)÷1株当たり配当金

フューチャーは、当期純利益の36.7%を配当金として株主に分配する予定ということです。

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2013年:33.16%

2014年:32.16%

2015年:34.42%

2016年:52.63%

2017年:30.53%

2018年:30.57%

2019年:34.33%

2020年:36.7%

配当性向は、大体30%前後で抑えられており、健全な経営をしているといえます。

 

フューチャーの今後の事業戦略

昨年は利幅の厚い流通業や金融業界向けにシステムの販売が好調でした。

主力のシステム販売は、在庫管理や電子商取引(EC)サイトの統合などへの対応を急ぐ流通業界向けが伸びました。

また、業績不振に苦しむ地方銀行向けの営業支援システムの販売も好調を維持しました。

 

①ITコンサルティング&サービス事業

フューチャーグループは、ビジネスの「あるべき姿」をコンピュータプログラム上に実装することで、顧客の変化対応力を強化し、未来価値を高めることを目的に事業を展開しています。

さらに、直近では、AIがビジネスや社会にもたらすインパクトに注目し、経営方針を「経営とIT、そしてAIをデザインする」ことを掲げました。

フューチャーは、AIやIoT等最先端の技術を具体的なプロジェクトに活用し、単なるデジタル化を超えて、顧客やその業界に、経営改革や業務の変革をもたらすプロジェクトを提供していくとのことです。

そこで、製造業向けのITコンサルティングの事業基盤を強化し、AI等の技術を適用した品質管理システムや開発設計領域の業務改革コンサルティング等を拡大するとのことです。

 

②ビジネスイノベーション事業

株式会社eSPORTSは、昨年来進めている、物流費の削減のための梱包サイズの見直しや物流費の上昇に対抗し、販促費を削減するための自社ECサイトのテコ入れ、及び単品単位の貢献利益の見える化による適切な売価設定などの業務改革をさらに進めることで、売上や利益の拡大を図る狙いです。また、バックオフィス作業の効率化も目指すとのことです。

コードキャンプ株式会社は、知名度の向上による個人向けプログラミング講座の受注増加に加

え、新型コロナウィルス感染症の影響による外出自粛のため、オンライン講座の受注が増加しています。

今後は人材紹介会社との提携による転職者希望者向けのサービス強化等の施策により、更なる個人需要の取り込みを図るともに、AIやデータサイエンスをはじめとする新たな研修メニューを活かし、法人向けのI T研修の売上拡大も図るとしています。

東京カレンダー株式会社は、雑誌やネットの広告売上の維持拡大を図り、これらの広告売上に依存しないビジネスモデルの構築に向けて、同社の原点である良質な「グルメ情報」「レストラン情報」の充実とこれを活かしたサービスの提供を強化することを目指すとのこと。

同時に当社グループのITテクノロジーを活用し、同社の雑誌やサイトのユーザーの生活や階好に合致するコンテンツやイベントを提供する仕組みを開発していくことを目指すとのことです。

ライブリッツ株式会社は、ソフトバンクホークスの日本シリーズ優勝などプロ野球球団のチー

ム強化に貢献しています。

今後はこのシステムを独立リーグや社会人野球、大学高校野球等のアマチュアスポーツにも提供するとともに、サッカーのJリーグやソフトボールなど他のスポーツにも事業の範囲を広げるとのことです。

 

③新型コロナウィルス感染拡大の影響と今後について

新型コロナウィルの影響は比較的軽微とのことです。

新型コロナウィルス感染拡大の経験も踏まえ、ビジネスの一段の高度化を図る顧客企業の取り組みを、積極的に支援するとのことです。

 

まとめ

フューチャーは、AIを駆使したシステム開発やコンサルティングを行っており今後の成長が期待できる個人的に注目している銘柄です。

フューチャーの魅力は、高い収益力と財務安定性を兼ねた成長銘柄である点です。

フューチャーは、東証と京大が開発した新指数に組み入れられる可能性もあることから、機関投資家からの買いが入ることで株価が急騰する可能性があります。

コロナショックで一旦株価は下落しましたが、今後、急騰する可能性を秘めています。

安値圏の今のうちに買っておいても良いかもしれません。

www.future.co.jp